アジア地球環境プロジェクトにおけるクリーン開発プロジェクトの一環として、2003年より実施している「日越友好の森」づくりのプログラムです。ベトナムの三つの大学から提供された合計2000ヘクタールの植林予定地のうち、フエ農林大学提供の植林予定地に、同大学の協力を得て、同大学学生との合同植林活動を毎年行い、2016年には10周年を迎えました。
このプログラムは、緑の復元を通じた野外実践学習であり、ベトナムの枯葉剤や乱伐で荒廃している生態系の現状を理解し、植林活動による周辺農村への経済効果や、二酸化炭素の吸収による地球温暖化の防止に必要な制度や組織形成への理解を深めることを目的としています。また、現地のフエ農林大学の学生と合同で植林活動を行うことにより、日越両国に長期的視野に立って環境と経済を考えられる人材を育成することを目標としてきました。
2012年9月には、2007 年-2012年の 5 年間分の植林事業の環境評価として,現地プロジェクト・サイト の炭素蓄積量の計測、算定を行った結果、高い評価を受けることができました。
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大メコン河流域開発(GMS)における「緑の経済回廊」構想─ベトナム・ラオスのエコビレッジ(生態村)からの提言─